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水の神様

昨日の北海道新聞の卓上四季と言うコラム
アイヌ民族初の国会議員でもあった萱野茂さんのお話です。

沢山の水が今日も原発には注がれていて
綺麗だった水は地球上で一番汚れた水として処理されます。

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思いがけない来客で、水を多く使いすぎて水樽(たる)が空になると、
沢に水くみに行かなければならない。
6、7歳にもなれば、たとえ夜でも、その仕事を言い付かったという

湧き水をすくう際には守るべき作法があった。
それはまず、ひしゃくで水面をなでて音を立ててから
「トゥワッカモーシモシ、トゥワッカモーシモシ」と唱えるというものだ
この言葉は<二つの水よ目を覚ませ>という意味。

103歳まで生きたおばあさんが、
「夜は水の神様も眠っている。水音を立て神様の目を覚まさせてからくまなければ、
悪い神が水に毒を入れる」と教えてくれたそう

アイヌ民族の文化伝承につくした故・萱野茂さんの回想だ。

<アイヌの考え方の中では、流れる水にも生命を認め、
昼は起きて夜は寝ると信じ、自然とまったく一緒に歩む心であったと思われます>。

初期の著書「おれの二風谷」(すずさわ書店)に書いている

きょうは二十四節気の「清明(せいめい)」。
<万物がすがすがしく明るく美しい>とされる季節に萱野さんが残した逸話を思う。

地球に生きる者は誰しも、このようにつつましく、情愛を込めて自然に接してきたはずだ

いまこの時も、壊れた原子炉では遺伝子を損なう毒水が増え続けている。
それは神の仕業ではない。

私たちは、昼夜を分かたず炉内に注がれている水にかける言葉を持ち合わせているだろうか。

2012・4・4

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福島の原発が一番危なかったあの10日ほど
冷涼で美しい水が炉心を癒しますようにと
一心に曼荼羅画を描き続けていました。

描きながら私は、
水となって一緒に注がれるイメージを持っていたので
本当に体が冷えて冷えて、どうしようもなかったくらいでした。

昨日このコラムを読んで

水に毒を入れる神とは、神が神に似せて作ったという人間なのだ
ということを、深く悲しく思いました。

今もまだ人身御供のように注がれる続ける水に対して
私がかけられる言葉などないのです。


今もまだ、これからもずっと
その思いを抱えて生きていくのを人類が選ぶのであれば

二十四節季の〈清明〉であった昨日の
猛烈な風と吹雪が何を言っているのかが聞こえないままなのだろうと。

そう、思いつつ

そうではない未来も、私は見ることが出来るし
人類が造ることができると、知っています。

水の神様もきっとそれを信じていてくれるのだと
そう思っています。






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