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to-ruさんの碑

to-ruさんは、いつもかっこよかった。

to-ruさんは、いつもちょっとだけぼうっとしていた。

to-ruさんは、誰にもまねできないスタイルがあった。

to-ruさんは、気負うではなくスペシャリストだった。

to-ruさんは、いつも自然体だった。

to-ruさんは、ガンコでもあった。

to-ruさんは、いつも「元気か?」と聞いてくれた。

to-ruさんは、すっとぼけた発言が得意だった。

to-ruさんは、選曲がとんでもなくオシャレだった。

to-ruさんは、なんだかいつも遠くを見てた。

to-ruさんは、鼻水が出るとまじめな顔で鼻つっぺしてた。

to-ruさんは、何をやってもオリジナルだった。

to-ruさんは、サーフボードと兄弟のようだった。

to-ruさんは、フライパンを持つとちょっと真剣だった。

to-ruさんは、「食べてるか?」といつも私に聞いた。

to-ruさんは、私を初めて船釣りに連れて行ってくれた。

to-ruさんは、私に初めて暗闇から現れるエイサーを見せてくれた。

to-ruさんは、酔うとにやにやした顔になって面白かった。


初めて会ってから32年間
to-ruさんは一貫してto-ruさんだった。

先々週 
to-ruさんは、「またくるね」と言う私の言葉に
最後に高く手を上げて見送ってくれた。

いつものように「おう」って。
もう声はでないのに。
聞こえた。

明るく光と風が入るびょうしつの窓の向こうに小樽の山々があって、
その窓に向けてベッドは少し起こされていたから

細くて長いto-ruさんの腕が
シルエットだけになって私に残った。

私にくれた最後の「おう」だったんだね。



昨日夜遅く一人で家に帰った私は、
玄関からもう大泣きだった。
階段登れないかと思った。

朝になってもそれは止まらない。

けれどto-ruさん。

知ってるだろうけど

あなたの親友たちはとんでもないことになってるよ。


飲んで笑って泣いて飲んで笑って泣いて
私たち妻連合がいる間はそんなだったけど。

私たちが帰った後の男連中の泣き声は、
ちょっとした見ものだったらしいよ。
きっと小樽の山々を響き渡ったんじゃないかと。


しょ~がね~な~。
わ~か~ったって!

って、苦笑いしてたかもね。


to-ruさんに会えて楽しかった!楽しかった!楽しかった!

to-ruさんに会えてよかった。

ありがとう。


どこかで会ったらまた、
あのひょろっと長い手を上げて、
「おう、まさよげんきか?」って。

にやにやしてね。




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