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『イリュージョン』リチャード・バック

10年以上前の自分のレビューを掘り起こして4日目・・・
そろそろネタも尽きるかも^_^;

今日はリチャード・バックで。
何度読んだかわかりません~(*^-^)
これは12年前に書いたんですね~。
感慨深いですわ~。


iryu.jpg

イリュージョン (集英社文庫 ハ 3-1)


************************


それは、イリノイ州の田舎の空
ジプシー飛行士のリチャードは
同業者らしき機体を見つける。
それが、元自動車修理工兼救世主のドナルド・シモダであった。

「救世主なんて誰にでもなれるんだ。」「パートタイムなら救世主も
悪くない。」などと言いながらドナルドはリチャードに
全てはイリュージョンなんだよ。と言い続ける。

「垂直安定版と補助翼を区別出来る話し相手はとても貴重なのだ。」
と、次々と目の前に奇跡を見せるドナルドに苛立ちながらも
リチャードはドナルドと一緒に田舎の空を移動していた。
何よりもう友達なんだから・・・と、
一度も給油をしないで飛び回るトラベル・エア2000を横目で
確認しては、座らない腹をなだめる様に彼は呟く。

「教科書があるんだよ。」とこともなげにドナルドは「救世主入門」を見せる。
それにはページナンバーが入っていなかった。
「何処を開いても任意にページをめくればそこに自分の一番知りたい事が書いて有るんだ」

いつのまにかリチャードは救世主になることに熱意を持ち始める
そして、いつか・・稼いだお金で一日の価値をはかるのをやめていた。
緑の草原を泳ぎ、湖の上を歩き
小さな町を飛び廻った夏が終わる頃
ドナルドとリチャードに別れがやってくる。
     ◇
     ◆
     ◇
いつも君は白い紙を持っている。
それはほとんどの場合、計算の為の用紙として使用される。
しかし、もし君が望むなら
そこに現実を書き込む事が可能だ。
意味のないこと。嘘。
なんでも書き込む事ができる
そして、もちろん
破り捨てるのも自由だ。
     ◆
     ◇
     ◆
愛機フリートのオイルの匂いをかぎながら・・・
リチャードは夢の中でドナルドに話しかける。
「又一緒に飛びたいんだけどな・・」
ドナルドは笑いながら聞く
「救世主の気分はどうだい?」


2000年9月
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