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ボルトの背中、ボルトの歩幅

私はスポーツに疎くて、
ウサイン・ボルトが世界一速いということは知っていましたが
ここまでの彼の競技人生というのはほとんど知りませんでした。

なので、この番組を見て
初めてウサイン・ボルトがどれだけすごいのか?を知りました。
http://www.nhk.or.jp/special/miraclebody/schedule/0714.html


彼には生まれつき「脊柱側湾症」と言う病気があり
背骨がS字に曲がっています。

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短距離だろうと長距離だろうと
オリンピックメダルを狙うアスリートにとっては
致命的な病気なのです。

たまに見かけた彼の走りが他の人よりすごく揺れていて
この走り方で「速い」ってどういうこと?と思ったことを思い出し、
ああ、そうだったのか~と、と
ひとり、テレビ画面に向かって頷いていたのですが、

200メーター競技での輝かしい活躍の後
その脊柱のせいで、身体の各所に起きてくる症状や不具合
中でも太ももの後ろの筋肉「ハムストリングス」の肉離れは
致命的で、その為成績が振るわず。

人気がすごかったために、一層こき下ろされ、
かれは「もう終わったもの」として扱われました。

日本ではあまりないかと思いますが、
道を歩けば罵倒され
新聞にまで酷い書き方をされました。

多分身体うんぬんより、彼にとっては
これが一番我慢ならなかったんだと思います。


結局彼を「世界最速の男」にしたのは
そう言った逆境だったんだと思います。

でも、

私がすごいと思ったのは
彼の歩幅です。

彼が100メートを走るときの歩幅ってのも初めて知りましたが。

そうか・・やっぱり「速く走ってた」というより
「速く飛んでた」んだ。と、そう思いました(笑)。


右足が2m80㎝ 左足が2m60㎝
一歩が2m50を超えてるってのも驚愕ですが、

その差「20センチ」
その20センチ分彼は速いのです。

普通はそうはいきません
そんなにバランスが悪ければ失速するに決まってますから。

「ボルトだからできる事」なんですね。



ボルトを少年の時から指導してきたミルズ監督は、
 
「もう、二度とあんなことを言わせない、
世界一速い男になる」と決めたボルトを
世界最高峰のサッカー・クラブ、
バイエルン・ミュンヘンへと送り込みます。

そこには「ハムストリングス」では世界的に著名なチームドクターがいたからです。

ハムストリングスに集中してかかる力を
他の筋肉にも連動させて、擁護する。
それによって強靭になった左足の筋肉は、より前へと彼をけり出し

その結果が20センチの違いを生みました。

ここを見つけ送り込んだミルズ監督と言うのもすばらしいと思いますし、
スポーツドクターの専門性にも本当に感嘆しました。

厳しいトレーニングを経て、
より連動性の良くなった筋肉を作ったから、
彼は世界最速の男となったのです。


いまだに、その脊柱からの影響で
スタートがわずかに遅れる彼は今。

「スタートで失敗したくない」が恐怖になっています。
そこが良くなれば時間が縮められるのははっきりしているし
そこでしか後は縮められないことを知っているからです。

そう、今度の目標は、世間的評判ではなく
「自分の作った記録」です。


それにしても彼の歩幅20センチの差は
色んなことを私に考えさせてくれました。

その20センチが「なにかを補う」ではなく
「足されるため」になっているということに感動したから。

良いこと悪いことが折り重なって
彼は作られてきましたけれど、

それを途中で投げ出すことなく織りあげた
彼の精神に感動します。


これからのボルトの試合は、私きっと「くぎ付け」です(笑)

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