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地吹雪の下で

昨朝、2階から見下ろした車には
ほとんど雪が乗っていなかったので、
風が強かっただけで雪自体は大した量ではなかったのね。

そう思っていましたら。

我が家の玄関は開きませんでした。

DSC_1485.jpg
この赤い線まで雪が吹き溜まっていたからです。

思いきり押して何とかなりましたが
もう少し上なら開かなかったです、これ。
表玄関は位置が高いので大丈夫なのだけれど、
うちだけじゃないのだろうなって思いました。



一昨日の暴風雪で、死者が出たことを今朝知りました。

当日は私も夕方に主人を車で駅まで迎えに行った1回しか外に出ていませんでしたが
我が家の前の小さな四つ角でさえ、抗いがたいような強さで風が咆哮し
ドカンドカンと我が家に体当たりをしていました。

夕暮れの通りは視界は悪いですがまだなんとか、
でも、時折吹き付ける雪で視界が5メーターもなくなる状態でした。
国道に出てもそれは同じでした。

地吹雪が音をたてると、街灯も前の車のテールランプも消し去り
真っ暗ではなく、灰黒色の世界になりました。

10メーターほど先の信号も瞬間、姿かたちさえ見えなくなります。

恐かったですけど、風が一瞬止むと
確かに他にも車もバスも走ってますし
この吹雪の中歩道を歩いている(というか風に押されてる)人もいるわけです。

信号で止まった車は左右からの風の塊に体当たりをかまされ
ぐらぐらと揺さぶられて、時折持ち上がり浮くように思えて
恐かったですが、

昔、もっと大きな風に見舞われた時もあったけど
あの時でも大丈夫だった。ということを思い出し
「大丈夫」と自分に言い聞かせました。

駅までは国道を車で10分かかりませんから、
主人を乗せて帰り道。

サブロク(国道)でこれなんだから、
小さな田舎道なんかどこが道路なんだかわからなくなるよね。
遮るものがないから吹きだまるし、
そうしたらあっという間に道路が無くなるよね?
どうしてるんだろうか?
避難する場所もしばらくないのが北海道の道だし
家があってもこれじゃ見えないもの。
それにしても本当に
自然ってやつはどうにもならないんだなって思うわ。
凄すぎるわ。

と、話をしていました。

今思えば
まさしくそんな時間に。
1人のお父さんは娘を抱きかかえていたのでしょう。

思ってあげられなくてごめんなさい。
どうしようもない気持ちになりました。

2年前に奥様を亡くされて
一人娘をとてもかわいがっていたと
記事にはありました。

きっと「何があってもこの子を守る。」
そう強く思われていたんだと思います。

その「何があっても」が起きてしまった。

夜が明けて見つかったのは
黒いお父様のジャンバーの背中だけだったと
記事は書いていました。

立派だと思います。

そのお父さんの命の下から
娘さんの命はまた生を受けたのでしょう。
どうか、強く、と祈るばかりです。


今朝の空は真っ青、晴天で、
まぶしいくらいに外が白く輝いています。

きっと、今上空からみたら。
北海道中がまっ白く輝いているんだろうと思います。
悲しみを包んで。

一昨日あの地吹雪のなかで
召された8人の魂に祈りをささげるとともに。

どうか、どうか強く。と、
娘さんのことを祈ってます。
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